子育て中の女性が仕事を続けるメリット

女性が仕事をするのは、決してお金のためだけではないでしょう。しかし、結婚して子どもが生まれると可愛い子どもと過ごす時間や、夫や家族のために使う時間を割いてまでも、仕事に出かけなければならないと悩みを持つことになります。

夫と2人で働けば「収入は2倍になる」と思っている人がいらっしゃると思いますが、実家に子どもを預けるならともかく、保育園やベビーシッターなどを利用すると、単純に倍というわけにはいきません。実際に保育料が給料の半分近くも占めているケースもあります。

また、仕事をしていれば通勤着や化粧品代、食費なども何かと出費がかさむことになるでしょう。いっそ働くことを辞めた方が、お金がかからなくてよいと思う人もいるかもしれません。

しかし、少し視点を変えてみるだけで、働き続けることのメリットがわかってきます。

まず、お金のことですが継続して勤めておれば、給料は毎年上がりますし、長く勤めれば勤めるだけ退職金も多くなるのが一般的です。しかし、辞めてしまえば、再就職したとしても最初の就職した時と比べると給料は安くなりがちです。パートで働く場合の給料は「正社員の6~7割程度」が一般的でしょう。正社員として、働き続けた時との差は歴然となります。

今はまだ先の話と思っているかもしれませんが、年金だって長く勤めた方が多くなります。子どもの保育料がかかるといっても、家計を圧迫するのは僅かな期間といえなくもありません。長い目で見れば女性が働くことのメリットは十分あるのです。