若いほど良いという企業の風潮

消費税は上がり公共料金も上がりますます家計は苦しくなる一方なのに、上がらないのはお給料だけ。どう上手く節約して生活しても家族がいればそれなりの費用はかかります。専業主婦をしていたお母さんも結局、昼間のスーパーのアルバイトに行くことになります。

近頃こういう話しは少しも珍しくなく、いたって普通です。むしろいままで働かず専業主婦でいられたことの方が珍しいくらいです。

女性の仕事に関してネットで検索すると、就活・資格・転職・アルバイト・パートの文字が踊り花盛りでいつも賑やかですが、特別手に職があるわけではない人や資格をもっていない人は、近くのスーパーのレジか品出しのアルバイト、たまにどこかの一般企業の事務的なアルバイト募集が出るとどっとそこに応募が集中して、“応募者多数につき締切りました”と発表になり若い女性に採用が決まります。

これだけ募集のサイトがあり募集の数があっても、採用しようとしている年代層が決まっておりそれに合致しない年代層ははじき出され応募書類さえろくに見てももらえずかえってくるか、廃棄処分しましたと書面で連絡があるのみです。
募集している年代層よりずれると、女性の仕事ってその程度のものです。嫌味でも自暴自棄になっている訳でもなく現実です。これはずっと就活をしている人ならばよく知っていることです。

こういった状況を目にすると本当に悲しくなります。狙っている年代層より、はじかれた年代層の人の中に自分達が欲しかった人材がいたかもしれないとは思わないのでしょうか。
若ければ若いほど良いみたいな風潮はどうにかならないものでしょうか。いくつになっても可能性を潰されることのない社会でのびのびと働きたいものです。
これから企業は人材を探すため方向性や考え方を変え、経験をもちながら職に就けないでいる女性や結婚や出産でブランクがあるが能力や技術のある女性を発掘し、これからの未来に活かした方が、企業にいい影響を与える可能性は十分にあるはずなのになと感じました。