事務系の仕事は実務経験も求められる

資格取得において事務系のものは確かに就職や転職には有利ですが、それだけでは就職戦線に勝てる訳ではありません。その仕事をどのくらい経験しているか、どのくらい資格を使って仕事をしてきたかを問われることは間違いありません。

募集要項にみる、「経験者優遇」「必経験者」の文字の存在は大きいです。経験といっても最低でも2~3年程度は必要です。特に事務系の資格保持者はたくさんいます。持っていて普通であり、それで仕事を何年も仕事をしてきた人は多いということです。

例えば「簿記」「情報処理」の資格などは、高校で商業科に在籍していれば当然のことながら「簿記実務検定」「情報処理検定」を受けています。この検定は基礎・基本でありビジネス社会で必要な知識やスキルを身につけられるものであり、キャリアアップにもつながるものですから、高校を卒業した時点で既に取得しているということで、珠算や電卓技能、計算実務能力も同様です。

他に事務系資格で考えられるのが、「ビジネス・キャリア検定」。企業の人材マネジメントに役立てる企業実務です。企業事務に必要な専門知識や能力を客観的に評価できる試験とされています。公的資格になり合格率も受験者の半数の割合しかありません。

「ビジネス能力検定」もあります。業種や職種を問わず社会人として必要な基礎能力の評価をしてくれます。3級、2級がありビジネスリーダーとしてのマネジメント能力を評価してくれる1級の3つの段階に分けられています。

「秘書技能検定」は多彩な才能の持ち主としてますます評価が高まります。冷静沈着な事務処理から人間関係の問題まで、さまざまなタイプの人と接し対応していけるだけの力が身につけられる手ごたえのある職種です。難関の1級免許保持者はどこにいっても就職は可能で引く手あまたです。

事務系の資格は他にもたくさんあります。これらを取得することにより就活に利用しどんどんキャリアアップしてみてはいかがでしょうか。